作成者別アーカイブ: 美月あきこ

あなたは1分間で何文字話せますか?

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私が「話す」ときにいつも心がけていることは、話すスピードです。

一般的に、ゆっくりとはっきりと話すことが重要だと言われますが、私はそれは違うと思っています。

相手が話の内容をすぐに認識できる時の話し方は、スピード感を持って話すべきです。一方、相手にとって未知のことを話す場合には、相手の理解度にあわせて自分の話すスピードを調整し、相手がしっかりと聞きとれて理解できるスピードで話すように努力することが大切です。

よって、一律にゆっくり話すべきというような、話し方教室で教えられているやり方はナンセンスです。

相手にあわせて、といいましても、例えば大勢の前で話すような方は、「○●(打合せ、会議、プレゼンテーションなど)のときはこのぐらいのスピードで話しをする」という目安をいくつか決めておき、オ―ディエンスの反応や状況を見ながら調整していくべきでしょう。

ちなみに、一般的な日本人は1分間に「300」文字を話します。プロのアナウンサーは、「350」文字と少し増えるそうです。つまり、原稿用紙1枚弱の情報を1分間で正確に伝えることが出来るそうです。

ついでに、漫才師のオール阪神巨人さんは「679」文字。少々早口目の久米宏さんは、「500」文字程度を話します。

短い時間でより多くの情報を提示するには、出来るだけ速く話すこと。ただ、あまりにも速く話すと、聞き取りにくかったり相手の理解が追いつず、コミュニケーションが成立しないので、自分の速さと相手の理解度を絶えず測っていくことが求められます。

 

情報伝達力 アドバンテージをとられている理由

私たちは、なぜ伝えることが苦手なのか?

まず、アメリカの学者、エドワード・T・ホールによる、コンテクスト文化とコミュニケーションスタイルの概念についてお話ししましょう。

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日本は、「ハイコンテクスト文化」の典型例としてよく挙げられます。

共通の認識や社会常識を共有し、言葉がなくとも「あうん」の呼吸で通じ合える、そんな同質で均質な文化。それがハイコンテクスト文化です。確かに、日本人は相手とのコミュニケーションの中でも相手の気持ちを察してくみ取ろうとします。

一方、「ローコンテクスト文化」というのは、多民族・多文化であるために、出来るだけ表現をクリアにわかりやすくする必要があるとされます。アメリカで暮らしたり、ビジネスの経験のある人はおわかりのように、クドイほどの契約社会です。「情報」をあの手この手でしっかりと伝えておかなければ、誰も何もわかってはくれないのです。「言わずともわかってくれるだろう」という甘い考えは通じない社会です。しかし、多くの情報を自分から発信していけば、受け入れられやすく、溶け込みやすい文化ということがいえます。

では、改めて同図の「情報依存度」の箇所をご覧ください。

私たちは「ハイコンテクスト文化」の中にいるために、たとえ表情が乏しくても、ジェスチャーが小さくても、話し方がフラットでも、話し言葉の意味や内容が不明瞭であったとしても、相手がきちんと察して理解をしようとしてくれてきました。相手を察することに長け、「あうんの呼吸」「以心伝心」などのハイコンテクストな文化に頼ってきたこと、それから小さなころから話し方についてきちんと学んできていないことがあげられます。

これらの結果が、言語や非言語でのコミュニケーション力が低いとされている所以なのです。

始めることに遅いことはありません。

言語・非言語両面からのアプローチでコミュニケーション力をUPさせませんか。

 

「エレベーター・ピッチ」を成功させる10の準備

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エレベーターは、決して広くない空間です(ものすごく面積の広いエレベーターというのも、どこかに存在するのかもしれませんが…笑)。
なので、「エレベーター・ピッチ」は、必然的に相手と近接して行われるスピーチになります。
ここまで近接した会話というのは、「エレベーター・ピッチ」以外に無いかもしれません。

近接した会話だからこそ、うまくいけば相手に親近感や好印象を持ってもらいやすいです。
反面、失敗すると、相手は不快に感じやすく、「そばに居てほしくない」とすら思われてしまいかねません。

では、どうしたら相手に好感を抱いてもらう「エレベーター・ピッチ」ができるようになるでしょうか。
まず欠かせないのは、何を置いても念入りな準備に尽きます。

「エレベーター・ピッチ」を成功させるための、その基盤となる準備には、次のようなものが挙げられます。
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『ワーキング・ガール』 (米 1988)

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「ワーキング・ガール」という映画をご存知でしょうか。

この、1988年公開のハリウッド映画のあるシーンで繰り広げられる会話が、「エレベーター・ピッチとは何か」を端的に表すものになっています。

「ワーキング・ガール」の舞台は、ニューヨーク・ウォール街。投資銀行のM&A部門で働く女性秘書・テスが主人公です。テスの上司であるキャサリンが骨折で入院している間、テスは期せずして、他の会社で働くジャックとともにM&Aの取引を進めることになりました。しかし、退院したキャサリンは、部下のテスが取引を順調に進めていること、それに自分の恋人であるジャックの気持ちがテスに向いていることに腹を立て、テスを貶めます。窮地に追い込まれていく、かわいそうなテス。そんな中、映画の最終局面で、M&Aを進めていた会社の社長とテスが、たまたま同じエレベーターに乗り合わせるのでした。
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